桜餅と菜の花のおひたし
前回に引き続き、お料理グループの様子を写真に収めました。
春が近づいているということもあり、桜餅と菜の花のおひたしというラインナップです。
利用者のみなさんには漉し餡を丸めていただき、
蒸かした道明寺粉に包む作業をお願いしました。
桜餅にも二種類あるそうで、主に関東では小麦粉を使った「長明寺」、関西や東北の日本海側では道明寺粉を使った「道明寺」が主流だそうです。今回は道明寺ですが、なるほど長明寺を食べてきた自分には見慣れない生地です。
その他に、菜の花のおひたし。ちょうど今が旬ですね。
せっかくなので、お抹茶を点てます。
今回、上々の出来なんじゃないでしょうか?
桜餅のボリュームこそあれど、味は利用者の方々にも評判でしたし、そもそも買ってきたあんこが美味しいという話も聞かれました。佐藤製餡、恐るべしですね。
1Fエレベーター横(自動販売機横)の掲示エリアにも今回と前回のお料理グループでの利用者様の写真が貼ってありますので、ご覧ください。
次回のお料理グループは未定ですが、3月中にまたなにか行う予定です。
以上、事務所阿久津でした。
しもつかれ&みぞれ鍋
事務所阿久津です。
ホームページのトップ画像をようやくクリスマスから春のイメージに変えました。秋桜の家の庭でも香梅の花が咲いています。
さて、昨月ぶりのお料理グループの活動です。
「しもつかれ」は栃木の郷土料理として有名ですが、その名を聞いたときの反応は多種多様だと思います。どちらかと言うとネガティブなイメージを持たれがちな料理ですが、その味や特徴は家によって大きく異なるとか。「しもつかれを七軒食べ歩くと病気にならない」とも言われ、江戸期には飢饉時に飢えを凌ぐための救荒食だったとされています。
今回は鮭の頭を鮭フレークで代用。さらに酒粕を使わず、比較的食べやすい味付けにしました。
入所者のみなさんにはたくさんの大根と人参をおろしていただき、具材を投入してじっくりと煮ました。(調理中の写真は少々見栄えが良くなかったのでカットしています)
同時に、おろし大根を使ってみぞれ鍋もつくっていきます。料理グループの活動はやたらと大根に縁がありますね。
ネギやかいわれ大根を加えて煮ます。
完成です。今回のお料理グループ参加者のなかには栃木の出身でない方もいましたが、はじめてのしもつかれの味にもお気に召していただけたようで一安心です。
実際、食べやすいだけでなくしっかりとした味で絶品でした。
来週にも別のお料理グループの活動があるので、その様子をアップしていきたいと思います。
金乗院に初詣
事務所阿久津です。お料理グループや節分で2月は更新頻度が増えそうです(予め宣言することで自分を奮い立たせています)。
金乗院に初詣に行ってきました。
降雪で延期になってしまったこともあり2月まではみ出してしまいましたが、逆に1/28の初不動の日にあたったり、過度な混雑は避けられたりとラッキーもありました。
本堂
波切不動尊
わらべ地蔵
霊水薬師如来。
慈母観音。
願通大師。
さて、この金乗院は高野山真言宗で関東三霊場(北関東三十六不動尊霊場、関東薬師九十一霊場、関東地蔵百八札所)の寺とされ、毎年6月の火まつり、2月の節分会で有名で、初詣にも多くの参拝客が訪れるそうです。
最近では御朱印ブームが巻き起こっているとかで、山ガールや釣りガールなんて言葉も流行しましたが、ここにきて「御朱印ガール」なんてものも登場したようです。寺社仏閣巡りの記念に。ということでもあるのでしょうが、御朱印帳もサブカルチックなものが発売されているみたいで、感慨深いものがありますね。
金乗院では明日2月3日に節分会がとり行われるそうですが、秋桜の家でも2月4日に2,3階フロアで節分会が開催されます。お寿司バイキングや豆まきがあるそうですので、次回あたりにその模様をアップしようと思います。
すいとん汁&栗きんとん
積雪の影響で初詣は来週に延期となりました。
今回は先日行ったお料理グループの模様をアップしていきます。
タイトルの通り、栗きんとんとすいとん汁です。ちなみに栗きんとんの栗は『甘栗むいちゃいました』で代用です。すいとん汁といえば別名だんご汁と言ったりもしますが、利用者さんの口からは揃って「懐かしい」の一言。今でも終戦記念日に食べるという風習があったりしますね。学校給食でもメニューにあった記憶が(10年近く以前の話ですが……)
では一気に調理の様子をご覧ください。
まず甘栗がそのままゴロっと入った栗きんとんですが、利用者さんからも好評で、甘さ控えめで丁度良い味付けになっていました。
すいとん汁は言わずもがな。鶏肉、ごぼう、しめじ、長ねぎ、人参、大根、万能ねぎ……これだけの具材が入りましたし、雪の日にはありがたい温かさでした。
そういえば、この二つのお料理には共通点がありますね。
すいとん汁は別名だんご汁。そして、栗きんとんは漢字で「栗金団」。これには金の団子という意味合いもあり、商売繁盛・金運・財運をもたらす福食としておせち料理の定番にもなっています。ある意味、両者とも「だんご料理」といっても間違いではないのかもしれませんね。
次回こそは初詣の様子をお届けできると思います。事務所阿久津でした。
新年会
暖冬暖冬といえど、やっぱり寒いですね。
さてさて事務所阿久津です。今回は新年会を行いました。昼食にはお鍋や雑炊、お刺身などが並びました。お酒を飲まれた方もいたみたいです。
ちゃっかり自分も頂いてしまいました。その場でカセットコンロにて加熱という形だったので、冷めることなく絶品でした。
午後の部では3Fフロアがかくし芸大会。2Fフロアが書き初めということで、今回は2Fのほうにお邪魔しました。みなさんには思い思いの文字を書いていただいたので少しばかり季節感のない書き初めにはなりましたが、たまにはこういう機会があるといいですね。
そして、私も一筆書かせていただきました。
しかし、季節感がないですね……。
次回は来週あたりに初詣の様子をアップしようかと思いますので、よろしくお願いします。
新年のご挨拶と餅つき
あけましておめでとうございます。
事務所阿久津です。年男です。
さて、昨年の12月28日は餅つきを行いました。
※軽く周囲をぼかしてあります。
もちつきは29日を避けるといった風習がありますが、これは9が『苦』を連想させるもので、29に餅をつくことは「二重苦」だとされているからです。31日を避ける地域もあり、お葬式のように一夜飾りになるということで、これもよくないという意味があるそうです。
しかし、地域によっては『二九(フク)』で福が来るとして、あえてこの29日に餅をつく地域もあるそうで、民俗学というのはやはりおもしろいですね。
秋桜の家では利用者のみなさんに、餅をつき、丸めてもらうところまでやっていただきました。これは鏡餅になります。
お雑煮はみなさんが慣れ親しんだ角餅で振る舞われました。
さて、昨年はたいへんお世話になりました。
今年も頻度を落とすことなくブログを更新していく予定ですので、どうぞよろしくお願いいたします。
大根もち&ふろふき大根
久しぶりのお料理グループです。今回は大根もちとふろふき大根をつくりました。
大根もちは中華料理の発祥で、点心の一種と考えてよいそうです。ふろふき大根の由来には諸説あるそうで、コストパフォーマンスと健康食を兼ね備えた大根を食べると不老富貴(ふろふき)になるという説や、漆器職人が漆器の乾燥に苦慮している時に、大根の煮汁で乾燥室(風呂)を蒸す(吹く)と漆器の乾燥がうまくいったということから命名されたという説があります。個人的には後者だと考えますが、こうして決定的な由来もないまま現在まで全国的にその名が使われているというのは不思議な感慨がありますね。
ふろふき大根ですが、大根は輪切りにして面取りしてあります(たぶん)。中までしっかりと火が通ったら、今回は山椒味噌で味付けをします。
こちらは大根もちです。大根をおろします。粗いほうがよいという意見もありました。
片栗粉と小麦粉、干しエビにネギを加えます。お好み焼きくらいの生地の固さが目安です。
ごま油をひいてじっくりと両面を焼けばできあがりです。今回はポン酢で味付けしました。
大根をそのまま味わうことのできるふろふき大根と、エビやごま油に隠れつつも爽やかな生地に徹している大根もち。どちらも違って非常においしかったです。
つくっている途中は怪訝そうな表情でしたが、利用者の方も珍しいものを食べたと満足の様子でした。
大根もちのほうは思い思いの具材でいくらでも応用が利きそうですね。
ぜひ、お試しください。