秋桜の家 事務所ブログ

那須塩原市の介護老人保健施設、秋桜の家です

けんちん汁

今回のお料理活動ではけんちん汁と里芋の煮っ転がしをつくりました。
里芋はもちろん駐車場前の畑から収穫されたものですし、大根もそうです。

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材料をそれぞれカットしていただきます。
ところで、けんちん汁の『けんちん』とは?という疑問を抱いたことはありますでしょうか。由来としては二つあるそうですが、有力なのは中国から伝わった普茶料理(ふちゃりょうり/肉や魚を使わない料理)の一種だった巻繊(けんちぇん/モヤシをごま油で炒め、塩や醤油で味付けしたもの)が訛ったという説だそうです。
江戸時代の料理書にもたくさん掲載されていたそうで、その人気ぶりがうかがえます。
鎌倉の建長寺の僧侶が精進料理として作っていたもので、建長が鈍ったという説がもう一方らしいですが、どちらにしろ、かねてより肉や魚を使わない料理だったということで間違いなさそうですね。

味付けは醤油が基本ですが、我が家は味噌だという方も多いはずです。具材も作る人によってまちまちですし、鶏肉が入る家庭もあるそうです。今やけんちん汁の定義というのはあってないもののようですね。

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大根の葉の炒め物。里芋の煮物。そしてけんちん汁です。
毎度のことですが、味つけはすべて利用者の方たちにお願いしました。人それぞれの味つけがあるでしょうから、毎回雰囲気の違った仕上がりになります。面白いですね。

秋桜祭は感染症の影響で中止となりましたが、今現在は終息しております。ご家族様ご面会者様にはご迷惑をおかけしました。

以上、事務所阿久津でした。